始まりの朝

日記

先月退職した

アルバイト時代を含めると20年ほど在籍した会社だった

仕事にやりがいもあり

人間関係も良くて 距離もほどほどだった

けれど 事業所が閉鎖となり 

異動先は通勤時間が倍になり

終業時刻も遅い

55歳の転職

50歳に差し掛かる頃からずっと考えてはいた

居心地がいいけれど

いつまでもあるとも思えない

そして その仕事で65歳まで 体が持つとも思えなかった(足を悪くした私の場合余計に)

週5日 1日7時間の立ち仕事 それもパンプス

せめて スニーカーだろう 

せめて週4日だったら

いろいろ考えてはいた

でも 居心地が良かったのに甘んじて 55歳の誕生日を迎えた

これが最後のチャンス! 56歳になる前に と思ってはいた

追い風が吹いた

そんなとき 追い風が吹いた

55歳の誕生日の少し後に メンバーが集められた

「ここを閉鎖します」

その一言で 私の心は決まった

心の声
心の声

これはチャンスだ

やめて次へ行こう!

迷いがなかったといえば 嘘になるけれど

かなり強固に気持ちは固まっていた

そして 足の不調も背中を押した

いつ動くの? 今でしょう?

足が動かしづらい以外は 至って元気 今でしょう!!

そこからは 退職の意向を伝え自分の中での 優先順位を立てていった

・社保完備

・週4日がベター いや 週4日

・できればこの駅まで(今までの半分くらい) 

・65歳まで働ける

・朝は早くていいから 夕方5時くらいには終業したい

そんな 都合のよい職場はあるのか

本当は いくつか やってみたい仕事はあった

でも 社保完備じゃない とか 近いけれど 週5 とか 終業が7時とか

そんな中 一つだけ 気になるものがあった

エイッと応募してみた

あっさりと決まってしまった

新しい仕事が決まり

有休消化の間は 娘の出産の手伝い

ヘロヘロになった体を立て直し

出勤の日まで やっておきたいことが 山のようにあったのに

休みがあると思うと つい後回しになり

結局 何にもしないであっという間に終わってしまった

私の場合 仕事をしていた方が 時間配分をして リズムが作れるようだ

それがわかっただけでも 良かったと思う

精一杯 力を尽くす

せっかく ご縁のあった新しい仕事

ものすごい緊張の中 出勤したら マニュアルの山

覚えることがたくさんあった

けれど 雰囲気はとても良さそうに見える

この仕事を65歳まで 続けたい

その思いで 今は 必死に日々を過ごしている

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