ヘルプマーク
先月 市役所へ行ってヘルプマークをもらった
でも未だ つけられずにいる
正確にはつけた
けれども 表に出せずにいる
「配慮してください」アピールが気になってしまう
鞄にはつけたけれど そのまま 見えないように 鞄にしまっている
心中複雑な気分
いつになったら見えるようにつけられるんだろう わたし
左脚の麻痺の経過
明らかに 違和感を覚えたのは 今年の２月
目的地向かって歩いているのに 一向に辿り着かない
歩いても歩いても 前に進んでいる気がしない
気のせいだろうと思いつつも
通っていた整形外科の先生に聞いてみた
そもそも 昨夏 膝の痛みから始まり 腰の痛み
そのほかに膝から崩れ落ちる感覚があり
整形外科でできる検査を全てして
その結果次第では 神経内科を紹介しますと言われていた
そして 整形の所見だけでは ここまでの症状にならないと思うので
一度 神経内科を受診してくださいと紹介状をいただき
大学病院を受診 検査入院をしたのが５月だった
その時は まだそこまで深刻な感じでもなく
検査入院なんて大袈裟な…
たまに 膝の力抜けて転びそうになるけど
まだまだ 普通に歩けるし と思っていたのに
夏辺りから 様子が変わってきた
まず 今まで履いていた靴が履けない
麻痺していると感じるほど 麻痺しているわけではないけれど
靴下を履こうとしても うまく履けない
ズボンを履こうとしても 左足がズボンを探せない
靴を履こうにも つま先が うまく靴の中に入らない
今まで 何気なくしていた動作が こうも難しいものだったのかと
そして たった一足 たまたま 入院用に買った靴が
比較的スムーズに履けるため 色違いを６足揃えた
そして 今まで持っていた靴の中で
状態が良いものは メルカリに出品した
鞄も
わたしはトートバッグが好きだった
でもある時気づいた
トートバッグを持って歩くと 足が出ない
また気のせいかと 先生に聞いてみたら
力が入っちゃうからね…
そうか もうトートバッグも持てないのか
トートバッグも少しずつ メルカリに出品している
そしてあまり好きではなかったけれど
リュックサックを使っている
未だ慣れないけれども
ある時 左のふくらはぎが太い気がした
メジャーで測ってみたら 明らかに左右差がある
これもまた先生に聞いてみたら 「あるね」と
仕事用に購入していた テーパードパンツも手放した
朝は平気でも 帰る頃には 左だけパツパツになるから履けなくなった
最近は裾ワイドのクロップドを愛用している
丈が長いのも 足元が危ないから
それでもまだまだ おしゃれも諦めたくない
杖を使うようになった
夏あたりから 転ぶことが増えてきた
ちょっとした段差 最近では 点字ブロックにつまずいた
自分の足でもつまずいた どうやら 左足が少し内側に向いてしまっているようだ
そして転ぶと 一人で立ち上がるのが難しい
ある日 折りたたみ傘派のわたしが 長傘を持って出かけ
雨が止んだところで 畳んで持って歩いていた
無意識に杖代わりに歩いていて その存在に驚いた
杖があるだけで 安定感が全然違う！
杖っていったいどこで購入したらいいのだろう？
そんなことも知らなかった
とりあえず ネットでググってみた
色々出て来た
初めての杖 お店で購入した方がいいのかなと思いつつも
可愛いのを見つけたので ポチッとして 一本ゲットした
転ばぬ先の杖とはよく言ったもので
あるとないとでは全然違う
でも 勇気がいる
仕事にはまだ杖を使わずに通っている
でも 結構ハラハラしながら通っている
怪我でもしたらかえって迷惑をかけてしまうと思いながらも
経験してみて初めてわかることがある
まだまだ 状態としては ひどい麻痺ではないと思っている
でも 歩行に困難をきたしている
左に振り向こうとするとぐらつく
自宅と勤務地の最寄駅にはホームドアがない
侵入してくる電車が怖い
走ってくる子供
走ってくる自転車
歩きスマホの歩行者
みんな怖い
よろけて車道側に倒れたらどうしようとびくついている
傾斜のある歩道
木の根っこが盛り上がっている歩道
何もかもが障害物となっている
電車で座れればいいけれど
立っていると 頭がくらくらしてくる
目をつぶると 足元がふらつく
いっそのこと出歩かなければとも思うけれども
まだまだ働きたいし できる限り普通の生活が送りたい
でも最近は徒歩３分の近所のスーパーに行くのも一仕事
後ろ引きのショッピングカートも使えなくなり手放して
横引きタイプのカートを購入した
それでもできることを探して 前向きに生きていきたいと思っている
まだ何も諦めてはいない
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